北インド

ヒマラヤ山脈から流れるガンガー、ヤムナーの流域を中心に、 チベット文化の色濃いカシュミール地方まで含む広大な地域。 多くの旅人は、まずインドの表玄関デリーに入ることになる。 インドの旅は、ここから始まる。

デリー ~インド旅行の拠点となる、首都デリー~ デリー近代的なオフィスとムガール帝国時代の遺跡が共存し、ニュー・デリー、オールド・デリーの2つの顔を持つ都市。

超高級ホテルから激安ドミトリーまで、そしてコンノート・プレイス周辺のブティックからオールド・デリーの市場まで、贅沢も清貧も味わえる。とりあえず何でも手に入る所なので、手ぶらで来て、ここで旅の準備をするのもいいかもしれない。 インド初心者も、まずデリーで体を慣らそう。

ガンジーが最期に着ていた血痕付きの白布を見てその人生を想ってみたり、バックミラーもついていない車や、ギラギラ眼のオヤジや、子供を抱えた肝っ玉母さんやらが、ワァワァガァガァと走り回る喧噪の中に飛び込んでみたり。

とにかく、日本でヌクヌクとなまった自分をウォーミングアップするのに最適な地なのだ。 デリーを旅行先に含むはツアー例はこちら。

アグラ ~愛のために建設された最も贅沢なモニュメント~ ムガル皇帝シャー・ジャハーンの熱烈な愛によって建てられた、「愛の記念碑」タージ・マハルのある町。 1983年、タージ・マハルはユネスコ世界遺産の文化遺産に登録された。デリーから日帰りもできる。 教科書で誰もが見たことのあるタージ・マハルだが、純白の美しきモスクはやっぱり一度は肉眼で見ておきたい。満月の夜は、とくに最高。 その他アグラ城、アクバル大帝の建てた廃都ファテープル・スィークリー、水鳥の楽園キータム湖鳥類保護区も必見。 アグラを旅行先に含むはツアー例はこちら。

ジャイプール ~おとぎの街ピンク・シティ~ ジャイプール熱狂的な群集があふれるジャイプール。 砂漠地帯だけあって、ラクダ、象など頻繁に見かける。町並みがすべてピンク色に塗られいるため「ピンク・シティ」とも呼ばれている。まるでおとぎ話のような街。 めずらしい天文台や、その昔宮廷の女達が町を見下ろしたという風情の宮殿が残されていて、シティ・パレスには今もマハラジャが暮らしている。 アンペールの丘に建つ城には、象に乗ってのらりくらりと、のんびり行こう。 砂漠地方は華やかな色を好むのか、女達の原色のサリーが景色に映えて美しい。 インド最大のラクダ市や、ターバン早巻きコンテストなどの楽しい祭りもあるジャイプールを旅行先に含むはツアー例はこちら。

ウダイプール ~ロマンチックな街~ レイク・パレスラージャスターンで、白い町ウダイプールほどロマンチックな街は他にはない。 霧の立ち込める移ろいゆく黄土色の丘陵と、青白い入り組んだ建物、そして、湖の真ん中には伝説的な宮殿、レイク・パレスが浮かぶ。昼間は熱にうかされた空想のウェディング・ケーキ、夜には、スポット・ライトを浴びた母船となる。 グジャラート州との境に近い静かな古都ウダイプールは、16世紀、ムガル王国のの攻撃を受けた。

チットールガルを追われたメワールの王ウダイ・スィンは山間の谷間に都を移し、川をせきとめてビチョラード湖やファテー・サーガル湖などの人造湖を築き、貴重な水の確保をした。 水は、緑をものたらし、美しい風景をつくりだすばかりでなく、人々の心も柔らかくする。今も、ウダイプールがもつ静けさと潤いは、これらの湖なしには語れないだろう。 今もピチョーラ湖の真ん中に浮かぶ白亜の藩王の離宮は、ホテルとして存在。エリザベス女王をはじめ世界の著名人が感動したという、湖に浮かぶ夢の宮殿ホテル、ボートの送迎でホテルへたどり着く。 こんな優雅な場所には、ぜひとも一生に一度の思い出に泊ってみたい。 ウダイプールを旅行先に含むはツアー例はこちら。

ワーラーナシー(バラナシ) ~ヒンドゥー教聖地 ガンジス河~ ガンガーヒンドゥー教徒が「死ぬまでに一度はバラナシに行きたい」「死ぬならバラナシで死にたい」と願う、文句なしの大聖地。 生きる者も死者も動物も、ガンガーの流れに身をゆだね、壮大な輪廻のまっただ中にある。 バラナシの朝は美しい日の出と祈りと沐浴で静かに始まり、陽が高く上れば、一転して喧噪の町へと姿を変える。 最大のダシャーシュワメード・ガートを中心に市がたち並び、花、食料、ガンガーの水が入った銅のつぼ、土産物などがごちゃごちゃと売られている。 河辺では、一見乞食に見えるサドゥー(行者)が、ガンジャをくゆらせて、瞑想の宇宙を漂っている。 生も死もなにもかも飲み込んだバラナシは、圧倒的パワーにあふれている町なのだ。早朝の沐浴風景もはずせない。 バラナシを旅行先に含むはツアー例はこちら。

カジュラホ 寺院穏やかな田園風景が広がって、 特に何があると言うわけでもないのに妙に居心地のいい村カジュラホ。 この村を有名にしたのは、外壁にびっしりとエロティックな男女交歓のミトゥーナ像が刻まれた寺院郡である。 関節はどうなってるんだ?というダイナミックなポーズには驚かされるが、その大らかさと美しさには卑猥さなど微塵も感じられない。…とはいえ、土産物もそれっぽい物が多く、家族に絵ハガキを出すなら、ちゃんと選んだ方がいいかもしれない。 疲れた体を休めブラブラするのには、もってこいの村だ。 年に一度、寺院を舞台に華やかなダンス・フェスティバルが行われる。 映画「カーマ・スートラ」もここで撮影された。 カジュラーホーを旅行先に含むはツアー例はこちら。

ダラムサラダラムサラと聞いてすぐに連想されるのは「チベット亡命政府」だが、実際の本部はダラムサラの約4Kmに位置する。 デリーの北方、ヒマーチャル・プラデーシュ州の山地。ヒマラヤの景観とチベット文化の中心地として、多くの旅人が訪れている。 ラマ教の最高指導者ダライ・ラマ14世が安住の地とした場所だ。 ダライ・ラマは平和への道を説き、穏やかな笑みで世界中の人々をこの地で迎えていて、礼を持って願い出て許可を得られれば、あなたもダライ・ラマとのグループ謁見に参加できる。 かのリチャード・ギアやビースティー・ボーイズのアダムも熱心にここを訪れている。 ここダラムサラで、チベット・バター茶をすすりながら平和を想い、心を洗濯してみては? ダラムサラを旅行先に含むはツアー例はこちら。

レー レーその昔、シルクロード支線の中継点であり、ラダック王国の首都でもあったレー。 パキスタン、中国に接する微妙な地域のため、長い間外国人の入域が許されていなかったが、現在ではその扉は開かれている。 インドの中にありながら、チベットのラマ教文化が根強く息づいている異境だ。ラマ教の僧院ゴンパに行き、外の風景とは対照的な原色ドロロ曼陀羅と金色仏を目の前にすると、よりはっきりとそれが感じられるだろう。 大ヒマラヤ山脈と真っ青に晴れ渡る空を眺めながら、素朴なチベット料理を食べているうちに、心のアカもすっかり落ちてしまうだろう。 レーの街を見下ろすのは、9層からなる廃墟レー王国だ。1830年代にストクに追われるまで、ラダック王族が暮らしていた。 インド個人旅行に関するお問い合わせはこちら