インドのお祭り

インドの代表的なお祭りは、太陰暦で計算されています。

1月

収穫祭

南インドで2日間にわたって祝われる。 タミル・ナードゥ州、アーンドラ・プラデーシュ州ではポンガル、カルナータカではサンクラーンティと呼ばれる。 人々は派手にいろいろな飾りをつけ、行列を組んで練り歩いたり、室内に多数の人形を飾ったりして収穫に感謝し、ポンガルという甘く味付けしたご飯を食べる。 人はおでこに、牛は角に化粧をして、とにかくカラフル!

26日:共和国記念日

1950年の共和国憲法発布を祝う日。 各州都で行事があるが、中でも首都ニューデリーの大パレードは壮観。 軍隊や象、らくだ、全国各地の民族衣装を着た人の大行進が見られる。 大統領官邸からインド門までが特等席だが、整理券がないと場所が取れないほど。

1~3月

ヴァサンタ・パンチャミー

ヴァサンタは春を意味し、春の訪れを祝う北インド中心のお祭り。 サラスワティー・プージャー(学問と芸術の女神サラスワティーへの礼拝)としても行われ、ベンガル、ビバール地方では女神の神像を担いでで行進する。

2月末

ホーリー

春の訪れを祝って熱狂的行われるお祭り。インドで最も熱い日。 この日ばかりはカーストも貧富も関係なし。人々は色粉や水を相手かまわず街頭で掛け合って楽しむ。 この時期には服をカラフルに染めたままの人をよく見かける。 外出する時はそれなりの格好で。しかし、普段のストレスのはけ口に羽目を外して大騒ぎする人が多いので、外国人観光客はあまり出歩かない方が良いかもしれない。

3月

ホーリー

春の訪れを祝って熱狂的行われるお祭り。インドで最も熱い日。 この日ばかりはカーストも貧富も関係なし。人々は色粉や水を相手かまわず街頭で掛け合って楽しむ。 この時期には服をカラフルに染めたままの人をよく見かける。 外出する時はそれなりの格好で。しかし、普段のストレスのはけ口に羽目を外して大騒ぎする人が多いので、外国人観光客はあまり出歩かない方が良いかもしれない。

ガンガー

シヴァ神の奥さん、パールヴァティーを讃る祭り。 美しく着飾った女性達が寺院で身を清める儀式が行われる。 ホーリーの2週間後に行われ、この日は身を清めるための水がめを頭に乗せて寺院へ向かう女性達の優雅な姿が見られる。

4月

プーラム

ケーララ州トリチュールのヒンドゥー教の大きな祭。 ハイライトは夕方、大傘蓋と灯で飾られた数十頭の象がシヴァ神像を中心に繰り広げる行列。 夜中には花火が打ち上げられ、明け方まで騒ぎは続く。

8月

ジャンマシュタミー

インドでももっとも人気のある神様の一人、クリシュナ神(ヴィシュヌ神の化身)の誕生を祝う祭り。 マトゥラー(クリシュナ神の生地)をはじめ、北インドの各地で、ベビークリシュナの像を飾って、賑やかな行事がある。

テージ

ジャィプールで行われている嵐を迎える祭り。 女性の祭りでもあり、この日女性は緑色の衣装に身を包み、ラクダや象が街を行進する。

15日:独立記念日

日本にとっては終戦記念日にあたるこの日は、インドでは1947年の独立を祝う日。 空一面をカラフルな凧がおおう。

9~10月

ダシェーラー

インドの祭りの中でも最も人気があり、国中が10日間ほど、浮かれっぱなしになる。 日取りと行事は地方によって差があるが、派手な行列や野外劇が行われるところは共通している。 北インドでは、野外ステージでラーマ王子の物語(ラーマーヤナ)が演じられ、最後の日にはラーマ王子と戦った3体の大きな悪魔の人形(高さが10メートルほどもある)に火がつけられる。 人形の中に花火や爆竹が仕込んであるので、派手な花火とともに燃え上がる光景はまさにクライマックス。しかし、近くで見るのは危険。

10月

2日:ガーンディー・ジャヤンティー

「国父」と呼ばれるマハトマ・ガンディー・ジーの生誕を祝う日。 ヒンディー教ではお墓を作らないので、デリーのヤムナー河畔のラージ・ガート(ガンジー・ジーを火葬した場所)に行ってみよう。

10~11月

ディワリ

富と幸運の女神ラクシュミーの祭り。 インド三大祭りの一つで、ダシェーラーの約3週間後に行われる。 ヒンディー暦のお正月にあたるので、事前にみんな家のペンキを塗り替えたり、大掃除をしたりしてディワリを迎える。 祭りの期間中は繁栄を願う商人や、幸運を祈る庶民が、家々の戸口に灯火をともし、女神を招く。 街中がイルミネーションで飾られ、光の祭りとも呼ばれる。北インドでは花火が飛び交い、爆竹が鳴らされ、とにかく大騒ぎになる。 この祭りが終わると、北インドは急に寒くなる。